2016年6月9日木曜日

Soundfort Q9でDSD64を再生可能にする

Soundfort Q9の取扱説明書と共にあったのは「ソフトウェア インストールガイド」と言う印刷物。何気なく目を通すと「foobar2000」と言う文字が目に留まった。このfoobar2000と言うソフト、いまこれを使って、CDをwavデータにした音源を使いやすいように整理していた所だったからである。
このQ9と言う真空管アンプは蘇ったJBL S101をハイレゾでも駆動できるように購入したアンプである。
これまで、よく聴くモーツァルト21枚とマンハッタン・ジャズ・クインテット9枚はNP11(Windows XP SP2)にインストールしたfoobar2000に入れた。
NP11に入れたfoobar2000はPortableタイプ、この心は今後、別なパソコンでも再生させたいからである。フォルダそっくりコピペするだけでいい。

前置きはこの位にして、ガイド通り、やってみる事にしよう。
このガイドによると、先ず「アシンクロナス オーディオドライバー及びDSDファイル再生のためのASIOドライバー」をインストールする必要があるとの事なので、指示通りインストールした。(ガイド2ページ)

3ページ目にはfoobar2000を利用したDSD音楽再生に必要なソフトとコンポーネントとして、
1.foobar2000 音楽再生ソフト
2.foo out asio foobar2000用ASIO出力コンポーネント
3.foo input sacd DSD音源再生用コンポーネント
と書いてある。
1のfoobar2000はインストール済みだが、Portableタイプなので、2,3のインストール方法はガイドと違う方法で行った。これらがうまく行くとDSF形式ファイルとDSDIFF形式ファイルが再生できるようになる。


DSDを再生させる為には、下記2点のコンポーネントファイルをダウンロードし、「foobar2000」に適用させることが必要。
・ASIO supportコンポーネントファイル
・Super Audio CD Decoderコンポーネントファイル
では実際にやって見よう。

●コンポーネント foo out asioの追加方法(4ページ目)
1.
http://www.foobar2000.org/componentsにアクセス
2.ページ内の
ASIO support 2.1.2をクリック
3.次のページでDownloadをクリックしてfoo_out_asio.fb2k-componentをダウンロード
4.foobar2000のメニューで、「Library/Configure」をクリック5.「Components/インストール」をクリック
6.ダウンロードしたfoo_out_asio.fb2k-componentを選択し、「開く」をクリック
7.「適用」をクリック
8.Applying these changes requires foobar2000 to be restarted Continue?が出たらOKをクリック
9.Componentsに「ASIO support」とあれば成功

●foo input sacdの追加方法(6ページ目)
インストールガイドではfoo_input_sacdのバージョンが古いので、次の方法に変更した。
1.
Super Audio CD Decoderのページへ行く
2.foo_input_sacd-0.8.4.zipを探す(2016/6/8時点での最新は0.9.7だが、この中に
ASIOproxyInstall-0.8.3.exeが入っていない。
3.ファイルをクリックしてダウンロード、保存が終わったら解凍
4.解凍したフォルダにあるASIOproxyInstall-0.8.3.exeをダブルクリックしてインストール(画面はWindows XP)
proxy
proxy2
5.次にfoobar2000のメニューで、「Library/Configure」をクリック
6.「Components/インストール」をクリック
7.ダウンロードして解凍した
「foo_out_asio.fb2k-component」を選択し、「開く」をクリック
8.「適用」をクリック
9.Applying these changes requires foobar2000 to be restarted Continue? が出たらOKをクリック
10.Compornentsに「Super Audio CD Decorder」が表示されている事を確認
11.次に「Prefrences/Playback/ASIO」のCustom Channel mappingでaddNewタブをクリック
12.Driverをfoo dsd asioを選択
13.configureをクリック
14.ガイドと違うのはDSD to DSD Methodが多い事。よくわからないのでPCM to DSD Methodと同じくしておいた。(要検討)
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※Q9のインストールガイドに載っているデバイスマネージャーQ9 USB Audio Interfaceと言うのはなく、USBオーディオデバイスだけだ。但し、これはWindows XPの話なので、他のバージョンではあるのかも。

※DSD動作テスト
DSD音源サンプル配信サイトから、DFFファイルとDSFファイルをダウンロードし、テストしたら、foobar 2000で再生できた。ただ、このサンプルの音質は特に際立ったものを感じられなかった。

2016年5月22日日曜日

Soundfort Q9とLUXMAN CL35III管球式アンプ

JBL S101がエッジ交換により蘇った事により、俄然、音に対する意欲が湧いてきた。これを機会にアンプも換えようと言うのである。
以前、音楽はレコードプレーヤー、オープンデッキ、カセットデッキ、CDプレーヤーを使って聴いてきたが、いまはパソコンだ。
パソコンに入っている音楽データの拡張子はwavであるが、更にスペックアップしたDSB音源を再生できるアンプを探したら、SoundfortのQ9と言う真空管 USB ハイブリッド アンプが、目に留まった。

このQ9はプリアンプ部だけに真空管を使っているという変わり種。出力は12W×12Wと小さいが、マンション生活では十分である。スペックを見るとPCM 96kHz/32bit および DSD64フォーマット対応となっている。ハイレゾ対応の音楽は未だ少ないので、気に入ったのになかなか出合えないかも知れないが、今後を見越して、このアンプを使ってみることにした。

このアンプ、トロイダルトランスの赤がやけに目立つデザインだ。黒のパネルに赤文字というのは良くあるパターンだが、かなり思いきった事をしたものだ。まぁ、これでも良いが、シルバーだと、どんな感じになるんだろう。
右奥で光っているのは入力段の増幅回路に使用している3極真空管(6C3)である。
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音のチェックはマンハッタン・ジャズ・クインテットのものでやってみた。このCDは1980年代のものだが音楽性も録音も良いので、処分せずに、ずっと持ち続けている。環境の制限により大きな音は出せないが、このアンプ、音の分解能、厚みもあって聴きやすい音である。低域から高域までバランスよく出ている感じだ。
ボリュームを0にして、S101に耳を近づけると残留ノイズというべきジッジッというのが少し聞こえる。これはもちろん通常、聴く位置ではわからない。
結局のところ、このMJQのCD9枚を全部聞いてしまった。こんな事は前のアンプでは無かったから、やはり良いのだろうね。

真空管アンプと言うと直ぐに思い出すのが、「すずめのおやど」の真空管アンプ。
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この写真が載っているブログにはこの真空管アンプの型名が書いていないが、この写真を頼りに調べて見たら、LUXMAN  CL35III 管球式コントロールアンプのようである。発売は1974年10月、価格は158,000円となっていた。これをいつ、どこで、いくらで買ったのだろう。
訂正:ご本人からのメールによると、画像のはプリメインアンプLUXMAN SQ38FDとのこと。デザインがそっくりなので、間違いました。(2016/06/03)

このコントロールアンプの使用真空管は12AX7×6本12AU7×1本と言うことを知って懐かしさがこみ上げて来た。私の高校時代、よく使った真空管だ!

いま、このブログを書きながら聴いているのはチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーであるが、録音は1972年と言うから、もう40数年前のものである。ここでのお気に入りはサムタイム・アゴー・ラ・フィエスタでのヴォーカル(フローラ・ピュリム)なのだ。
歌の出だしはこんな歌詞から始まる。
Sometime ago I had a dream
It was happy  It was lasting  It was free
And now in life O can’t you see
How we can make that dream  into reality

このレコード、新冠のレ・コード館にないかな~。今度、行って調べて来よう。

2016年5月7日土曜日

JBL S101のエッジ交換

現在のオーディオシステムはシンプルである。HPのノートパソコンとケンウッドKAF-A55をUSB接続で聴いている。このノートパソコンの中にはCD150枚分が非圧縮のwavデータとして保存してあるのだが、そのほとんどは1990年以前のものである。

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このS101のエッジがかなり傷んでいることは前回のブログで書いたが、いまはもうボロボロ状態。何れ機会を見て、エッジ交換をしようと思っていた。
このS101に合うエッジをどこで買うか、ネットで探していたら、
ノースウエスト トレーディング(Northwest Trading)と言うのがあった。接着剤・筆・マニュアルがついていて、送料も定形外だと無料。
品名はJBL 4425(2214H)等用エッジペア 3,180円
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フロントグリルを外して見ると、こんな風になっていた。低音を出さないようにして、小音量で聴くとそれなりに鳴っているので、このままでも実は聴ける。
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先ずは4本のスクリューを外して、黄色のクロスの上に置いた。もう既にエッジがコーン紙から剥がれているので、エッジの取り外しは簡単であった。
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エッジとフレーム間はスポンジと両面テープで固定していた。両面テープの糊は綺麗に取れないが、カッターナイフで何回も擦った。その流れでフレーム部に付着している糊も同様に取り除いた。
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手持ちの両面テープを半分幅に切り、一面に貼った。
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これで下準備は完了だ。あとは問題のエッジ貼り。
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付属の接着剤を少し希釈して、フレーム部全体に筆で多めに塗った。そして、スクリュー穴を避けて、スポンジをエッジの上に貼り、上から指で押し付けた。
※エッジのスクリュー穴部ははマニュアルに書いてあった電気コテは使わず、時計ドライバーと実際のスクリューで穴を開けた。
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いよいよ、コーン紙とエッジの接着だ。先ずは少量の接着剤でやってみたが、どうも付きが悪い。コーン紙裏側の接着剤の残りが影響しているようだ。
そこで、接着剤の濃度は筆に水を少し付けたのを、原液の接着剤でかき混ぜ、とにかく多めに塗った。この白っぽい部分は乾くと透明になると言うので、あまり気にしなかった。
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これは次の日、撮影したS101である。外観的にはS101が蘇ったような雰囲気だが、ロール部の膨らみが気になった。これだとフロントグリルの面とギリギリに感じる。そこで、フロントグリルはしっかり奥まで押し付けないで、少し浮かす気分で取り付けた。
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これまで、低域は絞って鳴らしていたが、ストレイトでも問題のない音になった。
今度はこれをハイレゾ対応の音源とアンプで鳴らして見ようかな、と気分になって来た。
※この作業に要した時間:半日ちょっと言うところか。

2014年2月5日水曜日

JBLのスピーカー(4312とS101)

友人が経営する「貸別荘・すずめのおやど」(大津市葛川細川町7)のブログを見ていたら、オーディオ装置を設置したとあった。
同ブログによると、「オーディオ装置はスピーカーがJBL4312とマランツのCDプレーヤー、そしてDENON のアンプとなってます。」とのこと。
「お~、あの4312かぁ」と先ず思った。それは4312がスタジオモニターとして有名なスピーカーシステムで
あったからである。
初代4312は1982年頃の発売。その後、いろいろなバージョンが生まれて来たので、「すずめのおやど」にある4312はどのアルファベットが付くのだろうか。(4312A、4312XP、4312B、4312MK2、4312BMK2、4312SX、4312Dの何れかな。)

また、同ブログには「おやどは山と自然に囲まれておりますので、周りを気にせず思いっきり楽しんでいただけます。」と書いているが、これはオーディオファンにとっては夢の話。私は未だに狭い部屋の一室で、音楽を聴いている。

実は私もスピーカーはJBL。型番はS101と言う古いやつ。ウーハーのエッジがかなり傷んでいるが、未だ使えている。
このスピーカーは1991年末仙台で購入したのだが、店の名前は忘れてしまった。(「株式会社 仙台のだや」かも。)
JBL S101の取扱説明書をスキャンすると、こんな風になった。
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このJBL S101を購入した当時、私が住んでいた相馬市まで、愛車ローレルSGXのトランクと後ろ座席に積んで運んできたのである。
この時は、常磐線脇の一軒家だったので、音を思いっきり出すことが出来た。
s-101
※関連ページ:猫のミー写真集(Akai 4440D,SPのSB-F1等有)

今、このS101は狭い部屋に置かれている。アンプがケンウッドのKAF-A55と言う小出力のものなので、JBLの能力を発揮させていない。でもエッジの関係で、大出力を出すと、歪むことだろう。
CDプレーヤーは安物。角形光デジタル端子に接続して、聴いている。
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image一番良く聴くのはギドン・クレーメルとウィンフィルのモーツァルト・バイオリン協奏曲。
指揮者はニコラウス・アーノンクール。
弾むようなリズムと音色の美しさが好きである。
録音は1983年と1987年にウィーンで行われた。
このCDは輸入盤だが、2枚組で1,799円(2014/2/5現在)とお買い得なのもいい。CDの名前は「
5 Violin Concertos」(Amazonのページへリンク)。

※メモ

●規格は説明書によると
・許容入力(連続プログラム):150W
・インピーダンス:8Ω
・周波数特性(±3dB):35Hz~16kHz
・指向特性(水平×垂直):90゜×40゜
・音圧レベル(1W、1m):92dB
・クロスオーバー周波数:900Hz
・エンクロージャー容積:53.5L
・寸法(W×H×D):445×629×320mm
・重量:29.1kg
説明書には書かれていないが、
低域用スピーカー:30cmコーン型(2214H)
高域用スピーカー:ホーン型(2416H+2371)
●購入備忘録
JBL S101とCDプレイヤー ステレオレシーバー TEAC MODEL NO. a3を同時に購入。これらは店の人に勧められて、買ったのだが、現金を持っていない。預金通帳の番号が分かればローンでOKとのこと。それで24回払いのローンをジャックスで組んだ。当時の預金通帳を調べたら、初回の支払いが1991/1/28 11,500円、2回目以後は毎月10,000円、ボーナス月払いが、37,400円などとなっていた。総額は締めて461,500円となった。今思うと随分な額を支払ったものである。

2014年1月14日火曜日

ウォークマン NW-F886にREGZAスケジューラを設定

我が家のテレビは東芝のREGZA 26ZP2。この機種はホームネットワークを構築できるので、何か適当なスマホアプリが無いかどうか、東芝のホームページで探していたら、REGZAスケジューラと言うのが見つかった。このアプリは予約ランキングで人気番組を確認してから録画予約できると言うもの。
これまで予約は番組表から選んで行っていたが、気がつかないものもある。その点、このREGZAスケジューラーだと予約ランキングが表示されるので、ナビゲーターとして使える。
そんなわけで、早速Google Playからインストール。
設定段階になって、うまく行かなかったのが、機器登録。
「機器のパスフレーズ」という項目が何を意味しているのか分からない。
RZスケジューラの解説ページをよく読むと書いてあった。
手順
1.テレビの「設定/機器設定/おすすめサービス設定/おすすめサービス:利用する」
2.テレビの「レグザメニュー/おすすめサービス/東芝アプリ連携について」の中に「パスフレーズ」がある(全角ひらがなで10文字)
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この「ひらがな」10文字を「機器のパスフレーズ」に入れるとよい。
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image次にHDEXアカウントを登録しようとしたが、「不明なエラー」となって、登録できない。
これはアカウント名とパスワードをテレビ、機器登録と同じくしたら解決した。但し、HDEXアカウントのパスワードは8文字以上なので、テレビ本体の方も8文字以上にして置かないといけない。












予約は 「予約ランキング」をウォークマンの画面に出しておき、予約したい番組の右側のボタンをタップ、そうすると「番組詳細」が出てくるので、「この番組を予約」を同じくタップ。
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ここで「録画先」を指定して、「登録」ボタンをタップして完了。image

次にテレビの「予約リスト」で確認すると、「刑事コロンボ」があった。

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